妊活中の飲み物、正解を知っていますか?

「コーヒーは飲んでいいの?」「ルイボスティーが妊活にいいと聞いたけど本当?」——妊活を始めると、飲み物ひとつにも迷う場面が増えます。
食事に比べて「飲み物」は見落とされがちです。けれど毎日何杯も口にするものだからこそ、その選択が積み重なって体に影響します。特にカフェインは無意識に摂りすぎているケースが多いため、一度整理しておく価値があります。
この記事では、妊活中の飲み物について「飲んでいいもの」「避けるべきもの」「その理由」を公的機関の一次情報をもとにまとめました。無理のない範囲で取り入れていけば十分です。
結論を先にまとめると、妊活中の飲み物は「ノンカフェインを基本に、カフェインは1日200mg以下、アルコールはできるだけゼロ」が現時点の世界標準です。
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妊活中に避けるべき飲み物

「これは飲んでいいの?」と毎日気にするのは、それだけで疲れてしまいます。一度ここで整理しておくと、迷う回数が減ります。
アルコール——量に関わらず「できるだけゼロ」が世界標準
アルコールは妊活中にもっとも影響が大きい飲み物のひとつです。
WHO(世界保健機関)および米国CDC(疾病対策センター)等の主要保健機関は、妊娠中の安全な飲酒量は確立されていないとしています。妊娠中および妊娠を計画している期間は、飲まないことを推奨しています(出典: WHO/Europe)。
米国生殖医学会(ASRM)は、女性で1日に飲酒2杯(純アルコール約28g)を超える摂取は、不妊リスクの上昇と関連すると報告しています。
また、排卵後から次の生理までの期間(黄体期:おうたいき)に、週3〜6杯程度の飲酒でも妊娠率が低下するという米国の研究も報告されています(出典: PubMed 34102671 / Mt. Sinai Study, 2021)。「少量なら大丈夫」と思われがちですが、妊活中は可能な限り控えるのが現時点での最善策です。
妊活はおふたりの体づくりが大切です。男性側も、過剰な飲酒は精子の質・数・運動率に影響することが報告されているため(出典: ASRM Optimizing Natural Fertility 2022)、無理のない範囲で一緒に控えていけると安心です。
カフェイン——「完全禁止」ではないが上限に注意
カフェインは妊活中に「完全にダメ」というわけではありません。ただし、1日200mg以内に抑えることが推奨されています(出典: 英国NHS、欧州食品安全機関EFSA)。日本の食品安全委員会も妊婦に対するカフェインの過剰摂取について注意喚起しています。
問題は、カフェインが「コーヒーだけに入っている」という思い込みです。主な飲み物のカフェイン量は次のとおりです。
| 飲み物・食品 | カフェイン含有量の目安 |
|---|---|
| ドリップコーヒー(1杯 150ml) | 約60〜100mg(淹れ方により変動) |
| 玉露(1杯 60ml) | 約90〜100mg(成分表は100mlで約160mg) |
| エスプレッソ(1杯 30ml) | 約40〜75mg |
| 紅茶(1杯 150ml) | 約30〜45mg |
| 緑茶(煎茶・1杯 150ml) | 約30mg |
| ほうじ茶(1杯 150ml) | 約30mg |
| ウーロン茶(1杯 150ml) | 約30mg |
| エナジードリンク(250ml) | 約80mg |
| コーラ(500ml) | 約50mg |
| 抹茶ラテ(1杯) | 約50〜80mg(店舗により異なる) |
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)および食品安全委員会ファクトシート「食品中のカフェイン」をもとに作成。
コーヒーを1杯、緑茶を2杯、紅茶を1杯飲むと、それだけで約200mgに達します。上限に達するのは思ったよりも早いのが現実です。
カフェインの代替におすすめの飲み物
普段コーヒーや紅茶を飲んでいる方は、次の代替飲料を試してみてください。
- たんぽぽコーヒー(タンポポ茶)——ローストしたタンポポの根を煎じた飲み物。コーヒーに似た苦味と香ばしさで切り替えやすい
- チコリコーヒー——チコリ根由来のノンカフェイン飲料。フランスでは古くからコーヒー代用として親しまれている
- カフェインレスコーヒー(デカフェ)——カフェインを97%以上除去した豆を使用。香りや味わいはコーヒーに近い
- 麦茶・黒豆茶・そば茶——もともとノンカフェイン。日常使いしやすい
- ルイボスティー——後述。ノンカフェインで温かくも冷たくも楽しめる
妊活中からカフェインレスの飲み物に切り替える習慣をつけておくと、いざ妊娠したときもスムーズに対応できます。
過剰な糖分を含む飲み物
市販の清涼飲料水・フルーツジュース・加糖の野菜ジュースなどは、糖質が多く血糖値を急激に上げることがあります。特にインスリン抵抗性のある方では、血糖の急激な変動が排卵に影響する場合があります(PCOSなど)。
「野菜が入っているから体にいい」と思いがちな市販の野菜ジュースも、糖分が多い製品が少なくありません。成分表示を確認し、糖質の量に注意してください。
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妊活中におすすめの飲み物

水・白湯——もっともシンプルな選択
水分補給の基本は、添加物ゼロの水または白湯です。白湯(一度沸騰させた水を50〜60℃程度に冷ましたもの)は、胃腸を温めるため、妊活中の温活習慣としても親しまれています。
1日1.5〜2リットルを目安に、こまめに水分を補給しましょう。冷たい水の飲みすぎは胃腸に負担をかけることがあるため、常温〜温かめの水が理想です。
麦茶——ミネラル補給できるノンカフェインの王道
麦茶はカフェインを含まず、カルシウム・カリウム・マグネシウムなどのミネラルが含まれます。カフェインを含まないため、妊活中から授乳期まで日常的に飲める飲み物として親しまれています。
夏場の熱中症予防にも役立ち、一年を通して日常的に取り入れやすいのもメリットです。
ルイボスティー——カフェインフリーで続けやすい
南アフリカ原産のルイボスティーはカフェインを含まず、ポリフェノール(フラボノイド等)が豊富とされています。研究が進んでいる成分で、抗酸化作用が報告されています。
「ルイボスティーを飲めば妊娠しやすくなる」と断定はできません。けれどカフェインフリーで継続しやすいため、妊活期に取り入れる方が増えています。
飲みすぎると稀に胃腸への負担が出る場合があるため、1日2〜3杯を目安にしてください。ルイボスティーの選び方や淹れ方はルイボスティーと妊活の関係で詳しく解説しています。
ハーブティー——種類を選んで温活と栄養補給を両立
ハーブティーは種類によって特徴が異なります。妊活中に取り入れやすいハーブの例は次のとおりです。
| ハーブ | 期待される働き | 注意点 |
|---|---|---|
| ネトル(セイヨウイラクサ) | 鉄分・葉酸・ミネラルを豊富に含む。日々の栄養補給に | 特になし |
| ジャーマンカモミール | リラックスの目的で古くから親しまれる | ローマンカモミールは妊娠中避ける(ジャーマンは比較的安全とされる) |
| ラズベリーリーフ | 出産準備として伝統的に親しまれてきたハーブ | 妊娠初期は避ける。使用は医師に相談を |
| ローズヒップ | ビタミンC豊富。ティーとして親しまれる | 特になし |
| ルイボス | カフェインフリーで続けやすい | 飲みすぎ注意 |
妊活中・妊娠中に避けたいハーブ
次のハーブは妊娠中に避けるべきハーブとして報告されており、妊活中も大量摂取は控えることが推奨されています(出典: American Pregnancy Association)。
- ローマンカモミール
- シナモン(大量)
- サフラン
- タイム
- ナツメグ
ハーブティーを選ぶ際は必ず成分を確認してください。
内側からの温活を意識するなら、複数のハーブを組み合わせたブレンドティーが効率的です。アンジェエール(angeaile)の「温授茶(公式商品ページ)」は、伝統的に親しまれてきた鶏血藤(けいけっとう、東洋で巡りをサポートするとされる生薬)・紅花をはじめとする9種のハーブ植物をカフェインフリーでブレンドした妊活向けハーブティーです。温活習慣の一環として、毎日の飲み物に取り入れやすい商品です。詳しい体験談や口コミは温授茶レビュー記事もご覧ください。
豆乳——大豆イソフラボンの恩恵と注意点
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た構造を持つ成分として注目されています。植物性たんぱく質・ビタミンB群も含まれており、妊活中の栄養補給に役立つ飲み物です。
ただし、飲みすぎには注意が必要です。1日400ml以上の豆乳(イソフラボン約75mg相当)を続けると、女性ホルモンであるエストラジオールの血液中の濃度が低下し、生理周期が長くなる可能性が報告されています(出典: 食品安全委員会「大豆イソフラボンの安全性評価」)。食品安全委員会は1日上限の目安を70〜75mgとしています。
1日コップ1杯(200ml)程度を目安に、豆腐・納豆など他の大豆製品と合わせた総量で考えるのが安心です。
葉酸を含むフレッシュジュース
葉酸は妊娠1か月以上前からの摂取が推奨されています。厚生労働省は神経管閉鎖障害(赤ちゃんの脳や脊髄の発達にかかわる先天異常)のリスク低減のため、食事に加えてサプリメントから1日400μgの摂取を呼びかけています(出典: 厚生労働省 e-ヘルスネット)。
葉酸を豊富に含む野菜・果物をジュースにして摂るのも一つの方法です。イチゴ・アボカド・ほうれん草・ブロッコリーなどをミックスしたフレッシュジュースがおすすめです。ただし、市販の野菜ジュースは糖分が多い製品があるため、できるだけ自家製か無添加のものを選んでください。
酵素ドリンク——日々の栄養習慣の一助に
毎日の食事で多様な野菜を摂るのが難しい日もあります。発酵させた植物エキスを楽しむ飲み物として、酵素ドリンクを習慣に取り入れる方が増えています。
アンジェエール(angeaile)の「めぐみ酵素(公式商品ページ)」は、60種類の国産植物から発酵・熟成させた植物発酵飲料です。日々の栄養補給習慣の一助として活用してみてください。詳しくはめぐみ酵素レビュー記事もご覧ください。
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妊活中に「温かい飲み物」が効くといわれる理由

妊活では「冷えを避ける」ことがよく言われます。実際、体を温めることにはどのような根拠があるのでしょうか。
冷えと妊活の関係は、東洋医学では古くから語られています。一方、西洋医学では「日常の冷たい飲み物が直接、子宮血流や卵子の質に影響する」という因果は明確に確立されてはいません。
温かい飲み物は、胃腸への負担を減らし、リラックス時間をつくる効果があります。冷たい飲み物を多く飲む習慣がある方は、意識的に常温〜温かめの飲み物に切り替えてみてください。
温活におすすめの温かい飲み物
体を温める伝統的な飲み物として、次のようなものが古くから親しまれています。
- 白湯——50〜60℃程度。朝起きて1杯から始めるのが習慣化しやすい
- 生姜湯(ジンジャーティー)——すりおろし生姜にお湯と少量のはちみつ。冬に人気
- 黒豆茶——ノンカフェイン。香ばしさが続けやすい
- ごぼう茶——食物繊維が豊富。深い味わい
- よもぎ茶——東洋で温活に伝統的に用いられてきた
- ハーブブレンドティー——温授茶のような複数ハーブのブレンドは、1杯で複数の植物のよさを楽しめる
無理に熱い飲み物を飲む必要はありません。体が快適と感じる範囲で、冷えすぎない温度帯を選ぶことが大切です。
飲み物以外の温活方法は妊活の温活ガイド、妊活全体の体づくりは妊娠しやすい体づくりの方法でも詳しく解説しています。
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妊活中の飲み物 Q&A
Q. コーヒーは完全にやめないといけない?
A. 完全禁止ではありませんが、1日1杯程度に抑えることを推奨します。カフェインの上限目安は1日200mgです(NHS・EFSA基準)。ドリップコーヒー1杯はおよそ60〜100mgのため、1杯なら200mg枠内に収まります。ただし、他の飲み物にもカフェインが含まれるため、合計量を意識してください。
Q. ルイボスティーは毎日飲んでも大丈夫?
A. 適量なら問題ありません。1日2〜3杯を目安に。ノンカフェインで続けやすい飲み物として親しまれていますが、多量摂取で稀に胃腸への影響が出る場合があります。
Q. 豆乳はどれくらい飲んでいい?
A. 1日コップ1杯(200ml)程度が目安です。大豆イソフラボンは過剰摂取するとホルモンバランスに影響する可能性があります。豆腐・納豆など他の大豆製品と合わせた総量に注意してください。
Q. アルコールは排卵日前後だけなら飲んでいい?
A. 妊活中はできる限り控えることが推奨されています。WHO・米国CDC等の主要保健機関は、妊娠中および妊娠を計画している期間の安全な飲酒量は確立されていないとしており、控えるのが最善とされています。
Q. 市販のハーブティーは何を選べばいい?
A. 成分表示を確認し、ローマンカモミール・シナモン・サフラン・タイム・ナツメグが含まれていないものを選んでください。不安な場合は産婦人科医やかかりつけ医に相談することをおすすめします。
Q. 男性パートナーも飲み物に気をつけるべき?
A. はい。男性側も飲み物の見直しは妊活に役立ちます。過剰なアルコールは精子の質・数・運動率に影響することが報告されています。カフェインも極端な多量摂取は控え、水・麦茶・ノンカフェイン飲料を中心にするのがおすすめです。
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まとめ:妊活中の飲み物チェックリスト
避けるべき飲み物
- アルコール(できるだけゼロが推奨)
- カフェイン過多の飲み物(1日200mg超)
- 過剰な糖分を含む市販ジュース・清涼飲料水
- 子宮刺激作用が報告されているハーブティー(ローマンカモミール・大量のシナモン等)
積極的に取り入れたい飲み物
- 水・白湯(1日1.5〜2リットル)
- 麦茶・黒豆茶・そば茶(ノンカフェイン・ミネラル補給)
- ルイボスティー(ノンカフェインで続けやすい)
- 安全なハーブティー(ネトル・ジャーマンカモミール・ローズヒップなど)
- 豆乳(1日200ml目安)
- 葉酸を含むフレッシュジュース(糖分に注意)
- カフェインレスコーヒー・たんぽぽコーヒー・チコリコーヒー
毎日の飲み物は、小さな積み重ねが体づくりに反映されます。「完璧にやらなければ」とプレッシャーをかけすぎず、できることから少しずつ習慣を変えていきましょう。
妊活中の体づくりをサポートする飲み物をお探しの方へ
- カフェインフリーの妊活向けハーブティー → 温授茶(公式商品ページ)
- 60種国産植物の植物発酵飲料 → めぐみ酵素(公式商品ページ)
- 自分に合う妊活サプリを探したい方は →妊活をサポートするサプリを探す
飲み物だけでなく妊活中の食事全般も見直すことで、より整った体づくりにつながります。
参考文献
- WHO/Europe「Prevention of harm caused by alcohol exposure in pregnancy」(iris.who.int)
- WHO Fact sheet「Alcohol」(who.int)
- NHS「Foods to avoid in pregnancy」(nhs.uk)
- 食品安全委員会「ファクトシート:食品中のカフェイン」(fsc.go.jp PDF)
- 食品安全委員会「大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価」(fsc.go.jp PDF)
- こども家庭庁/厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 解説要領(令和3年3月)」(cfa.go.jp PDF)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「葉酸とサプリメント – 神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果」(e-healthnet.mhlw.go.jp)
- 米国生殖医学会(ASRM)「Optimizing natural fertility: a committee opinion (2022)」(asrm.org)
- Anwar MY, et al.「The association between alcohol intake and fecundability during menstrual cycle phases」Hum Reprod. 2021(PubMed 34102671)
- 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医学的なアドバイスに代わるものではありません。妊活や不妊治療については、かかりつけの産婦人科医にご相談ください。アレルギーをお持ちの方は、原材料を確認のうえご使用ください。
※この記事で紹介するサプリメントは食品であり、医薬品ではありません。疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある方は医師にご相談ください。
