
妊活を始めると「ルイボスティーがいい」という話をよく耳にします。一方で「着床を妨げる」「よくない」という噂を見て不安になる方も少なくありません。
結論として、ルイボスティーは妊活中に安心して飲める飲み物のひとつです。ただし、「飲めば妊娠の可能性を高める」という医学的根拠はなく、妊娠後期には注意すべき点もあります。
この記事では、ルイボスティーが妊活で注目される理由、科学的根拠の正直な評価、よくある誤解の解消、そして正しい飲み方を解説します。
ルイボスティーが妊活で選ばれる3つの理由

理由1:カフェインがゼロ
妊活中・妊娠中のカフェイン摂取は「1日200mg以内」が推奨されています(英国食品基準庁FSA)。コーヒーや緑茶にはカフェインが含まれますが、ルイボスティーは天然でカフェインを含みません。上限を気にせず毎日飲めるのが大きなメリットです。
理由2:抗酸化作用が期待される成分を含む
ルイボスティーにはフラボノイド類(ルチン・クエルセチン・オリエンチン等)が含まれており、抗酸化作用が期待されています。活性酸素は卵子・精子の質に影響する可能性があるため、抗酸化ケアは妊活で注目されるテーマです。
ただし、「ルイボスティーを飲むと妊娠しやすくなる」という直接的な医学的根拠は現時点で確認されていません。あくまで「体内の酸化ストレスを軽減する可能性がある飲み物」として捉えてください。
理由3:ミネラルを含む
鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラルが微量ながら含まれています。「コーヒーの代わり」としてプラスアルファの栄養素が得られる点がメリットです。ただし含有量は多くないため、葉酸や鉄分は食事やサプリで別途補いましょう。
「ルイボスティーは妊活によくない」噂の真相

Q. 着床を妨げると聞きましたが本当ですか?
医学的根拠のない誤解です。「ルイボスティーが着床阻害を引き起こす」というデータは存在しません。複数の医療機関(六本木レディースクリニック・春木レディースクリニック等)が「着床期に飲んでも問題ない」と説明しています。
Q. 卵子が若返るという話は本当ですか?
「若返る」という表現は正確ではありません。抗酸化作用が卵子の酸化ストレス軽減に寄与する可能性は研究されていますが、「卵子の質が直接改善される」という医学的証拠は確認されていません。
Q. 妊娠後期は飲まないほうがいいですか?
近年の研究で、妊娠後期にポリフェノールを含む飲料を大量に摂取すると胎児動脈管早期収縮のリスクが指摘されています。妊娠後期は1日2〜3杯程度に控え、心配な場合は主治医に相談してください。
ルイボスティーの選び方と飲み方

グリーンルイボス vs レッドルイボス
| 種類 | 特徴 | 抗酸化成分 |
|---|---|---|
| グリーンルイボス | 非発酵。フレッシュな味わい | フラボノイド含有量が多い |
| レッドルイボス | 発酵済み。まろやかな味わい | 発酵で一部成分が変化するが飲みやすい |
抗酸化成分を重視するならグリーンルイボス、飲みやすさを重視するならレッドルイボスがおすすめです。
適量と飲み方のポイント
- 1日2〜3杯(500ml程度)が目安
- 煮出して飲むと成分が出やすい(5〜10分程度)
- 妊娠後期は1日500ml以内を目安に
- オーガニック認証のものを選ぶと安心
ルイボスティーに含まれる主な成分と栄養価

ルイボスティーの栄養成分を詳しく見てみましょう。以下は一般的なルイボスティー(200ml)に含まれる主な成分の目安です。
| 成分 | 含有量(200mlあたり目安) | 期待される作用 |
|---|---|---|
| ポリフェノール(フラボノイド類) | 約60〜80mg | 抗酸化作用が期待される |
| カルシウム | 約1.2mg | 骨の形成、筋肉の収縮に関与 |
| マグネシウム | 約1.5mg | エネルギー代謝に関与 |
| 鉄 | 約0.1mg | 赤血球の形成に関与 |
| 亜鉛 | 微量 | 細胞分裂・免疫に関与する栄養素 |
| カフェイン | 0mg | 天然でカフェインフリー |
ミネラル含有量は微量であり、ルイボスティーだけで栄養を補うことはできません。あくまで「他の飲み物と比較してプラスの面がある」という位置づけで、葉酸・鉄分などの主要栄養素は食事やサプリで別途補いましょう。
妊活中のルイボスティーの取り入れ方(時期別ガイド)

妊活準備期(妊娠を意識し始めた段階)
- コーヒーや紅茶からの切り替え先として最適
- 1日2〜3杯を目安にホットで飲む習慣をつける
- グリーンルイボスを選ぶと抗酸化成分がより多い
排卵期〜着床期
- 通常通り飲んで問題なし(着床阻害のエビデンスは存在しない)
- 温かくして飲むことで体を冷やさない
妊娠判明後〜妊娠初期
- カフェインゼロなので引き続き飲める
- つわりで味覚が変わる場合は無理せず他の飲み物と交互に
妊娠後期(28週以降)
- ポリフェノールの過剰摂取に注意し、1日500ml以内に
- 心配な場合は主治医に相談
- 麦茶やたんぽぽ茶など他のノンカフェイン飲料と併用してバリエーションを
ルイボスティーと他の妊活向け飲み物の比較
| 飲み物 | カフェイン | 特徴 | 妊活との関連 |
|---|---|---|---|
| ルイボスティー | 0mg | 抗酸化成分を含むハーブティー | カフェインフリーで気軽に飲める |
| たんぽぽ茶 | 0mg | ビタミン・ミネラルを含む | 母乳育児期に人気 |
| 麦茶 | 0mg | ミネラルを含む。体を冷やす作用 | 夏場の水分補給に。冬は温めて |
| 緑茶 | 約30mg/杯 | カテキンの抗酸化作用 | カフェインを含むため適量に |
| コーヒー | 約80mg/杯 | 覚醒作用 | 1日1〜2杯程度に控える |
よりトータルな妊活サポートへ:温授茶という選択肢

ルイボスティーは妊活中の飲み物として優れた選択肢ですが、「もう少しトータルにサポートしたい」という方には温授茶もおすすめです。
温授茶はルイボスを含む9種のハーブをブレンドした妊活向けハーブティーで、体を温めるサポートが期待されています。ルイボスティーを普段飲みしながら、気分転換に温授茶を取り入れるのも一つの方法です。温授茶の口コミ・妊活ハーブティーも参考にしてください。
おいしいルイボスティーの淹れ方
ルイボスティーの成分をしっかり抽出するには、煮出す方法がおすすめです。
基本の煮出し方(ホット)
- やかんに水500mlとルイボスティーのティーバッグ1つを入れる
- 火にかけて沸騰させる
- 沸騰後、弱火にして5〜10分煮出す(濃い目が好みなら10分)
- 火を止めてティーバッグを取り出す
煮出すことでフラボノイドなどの抗酸化成分がより多く抽出されるとされています。時間がないときはティーポットにお湯を注いで5分蒸らすだけでもOKです。
水出しアイスティー
夏場やさっぱり飲みたいときは、水出しも手軽です。500mlの水にティーバッグ1つを入れ、冷蔵庫で8時間以上置くだけ。煮出しに比べると成分の抽出量はやや少なめですが、まろやかな味わいが楽しめます。
妊活中は体を冷やさないことも大切なので、基本はホットで飲むことをおすすめします。冷たい飲み物が欲しいときは常温程度にすると体への負担が軽減されます。妊活中に体を温める方法もあわせてご覧ください。
よくある質問(Q&A)
Q. ルイボスティーは1日何杯まで飲めますか?
A. 明確な上限はありませんが、1日2〜3杯(500ml程度)が一般的な目安です。妊娠後期はポリフェノールの過剰摂取に注意し、同量を上限としてください。
Q. ルイボスティーで葉酸は摂れますか?
A. ルイボスティーに葉酸はほとんど含まれていません。葉酸は別途、食事やサプリメントで補う必要があります。厚生労働省は妊活中の女性に1日400μgの葉酸摂取を推奨しています。
Q. 男性もルイボスティーを飲んでいいですか?
A. はい、問題ありません。抗酸化作用は精子の酸化ストレス軽減にも期待されています。パートナーと一緒に飲むのもよいでしょう。
まとめ
- ルイボスティーはカフェインゼロ・抗酸化成分を含み、妊活中の飲み物として適している
- 「着床阻害」の噂は医学的根拠がなく、安心して飲める
- 妊娠後期は1日500ml以内を目安に。トータルケアには温授茶も選択肢
妊活中の飲み物全般については妊活中の飲み物ガイドもご覧ください。飲み物以外の体づくりについては妊娠しやすい体つくりの基本をご覧ください。妊活中のストレスが気になる方は妊活中のストレス対策も参考にしてください。
※ルイボスティーは食品であり、妊娠を保証するものではありません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。
参考文献
- 英国食品基準庁(FSA)カフェイン摂取ガイドライン
- 畿央大学・広島工業大学 グリーンルイボスの抗酸化研究
- タマチャンショップ「妊娠中のルイボスティーの注意点」tamachanshop.jp
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」
※この記事で紹介するサプリメントは食品であり、医薬品ではありません。疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安がある方は医師にご相談ください。
