愛の国フランスの妊活事情
フランス人の旦那様と妊活されている、メルマガ読者Uさんからメールをいただきました。とても勇気と元気がもらえるメールです!
※匿名でのメルマガ掲載にご同意いただいております。
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(Uさん)
林原さん、こんにちは。
いつもメール楽しみに拝見しています。
私はフランス在住の37歳の主婦のUと申します。
フランス人の夫と彼と前のパートナー(結婚はしていなかったので元彼女ですね)との間にできた8歳と10歳の女の子と暮らしています。
フランスでは基本的に子どもは父母両方の共同親権なので、子ども達は家とママの所を1週間ごとに行ったり来たりという日本とは全く違う生活スタイルとなっています。
継母という形ではありますが、子ども達との関係もすごく良くて幸せで嬉しい毎日を過ごさせてもらっています。
フランスでの生活も1年を過ぎた頃、子ども達に言われました。
「弟か妹が欲しいな。もう1年も待ってるんだけど…」
私も自分の年齢を思うと早く子どもが欲しいなと思っていました。
夫にもそのように伝えていたのですが、まずは異国での生活、子ども達との生活に慣れることが大事と結婚前から飲んでいたピルを続けていました。
そんな中での子ども達の気持ち、すごく嬉しかったです。
今年に入ってからピルを辞め、いわゆるタイミング法で妊娠できるように頑張っていますが、中々難しいですね。
基礎体温をつけ、こちらでは安価で手に入る、排卵検査薬も使用しています。
そんな中、婦人科に相談しに行きましたが、日本の婦人科の先生とは全然違う考え方でした。
「37歳で妊娠したい?全然余裕ですよ。35歳過ぎたら妊娠し辛い?そんなこと全然ない!40過ぎて妊娠する人はごろごろいる。そんなこと心配しないでご主人とのセックスを楽しんで。向こう半年は自然に頑張って。とりあえず葉酸の処方箋だしとくね。」
…だそうです。
確かに夫の知り合いに40代で第一子を産まれている方が何人かいるんですよね。
若い妊婦さんも良く見かけますが、いわゆるアラフォーであろうと思われる妊婦さんもいっぱい見かけます。
渡仏前に左卵巣が少し腫れていて(4cm)、様子を見ようと言われていたのでエコーもお願いしたのですが、「4cmなんて普通のうちに入るよ」となんと言うかすべてポジティブなんですよね。
結局エコーもして卵巣の腫れも治まっていたし、子宮の状態もいたって普通と言われて安心はしましたが。
フランスは「愛の国」と言われてますよね。
この国では大人な世代のカップル、夫婦も若者のように手を繋いで、キスをして街を歩いています。日本の文化とは違いますがこれって素敵なことですよね。
セックスの頻度も日本よりは絶対的に多いです。
しばらくしても妊娠ができない場合は不妊治療も43歳まで受けられます。しかもほとんどお金はかからないそうです。
ちなみに今飲んでいる葉酸も保険でカバーされて無料です。
こちらの妊活は本当にポジティブでオープンなんです。
友達のフランス人もタブーなんて思っておらず、普通に「赤ちゃんできた??」って聞いてきます。
できないって思ってたら絶対に言えないですよね。
ということは、私の年齢での妊娠が珍しくないことだとよくわかります。
婦人科の検査台にある、お医者さんとの仕切りカーテンもありません。その分お医者さんとの距離が近く、恥ずかしいと言うより、信頼したいって思えます。
私は日本人なので、お医者様に「大丈夫!」と言われて嬉しい反面、その根拠が欲しい!って思っちゃうんですよね。
最近、婦人科の予約を取りました。
その時には卵管造影検査やホルモン値などを調べてもらいたいと言うつもりです。
きっと私たちの所にもかわいい赤ちゃんがすぐに来てくれると信じています。
日本が恋しくなることもしばしばですが、国が変われば妊活も変わります。
私くらいの年齢で心配されている方も多いと思います。
ですが、フランスではまだまだ全然大丈夫。このラテン風なノリ?には、え、本当?って思っちゃいますが私は前向きに頑張れそうです。
日本にいる同世代で赤ちゃんを望まれてる方の気持ちが、少しでも軽くなればいいなって思ってメールさせていただきました。
もしご紹介いただくようであれば匿名でお願いいたします。
最後に、いつもメールで励ましていただいていると感じています。本当にありがとうございます。
赤ちゃんを希望されているみなさんが授かれますようお祈りしています。
U
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Uさんありがとうございました!
国が違うと、法律ははじめ、先生や周りの方の妊活の考え方はずいぶん違うことが分かり、とても参考になります。
法律や制度は国が決めていることなので、仕方ない部分がありますが、‘妊活の考え方’は、フランスでは日本に比べてだいぶポジティブなようです。
私はこのメールを頂いて、とても勇気が湧きました^^
病院っていうと、なんとなく暗く深刻なイメージです。それをここまでポジティブにさせてれたのは、病院側の努力ですね!
あなたもこんな先生に巡り合えることを祈りたいと思います(^_-)-☆